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[ 日常 ] 言葉あそび...だよ

子供と近くの図書館に行ってきた。
以外と一般の小説なんかも充実してて、これは良い、と。

で、自分の借りる本を選んだ後、子供の待つ児童書のコーナーを何気に見ていると、キャラクターをイヌに置き換えた「ちびくろさんぼ」、題して「チビクロさんぽ」を発見してしまった。
存在は知っていたが、できれば近寄りたくないと思っていたのに...

これも縁と、手に取ってみたが、後書きで出版社が「ちびくろさんぼは人種差別書である」と断じていてゲンナリ。
しかも「内容が良いのはまちがいないので、小細工して問題から目をそらした版を出した」といった趣旨の事をぬけぬけと書いていやがるくせに、肝心の「黒人差別とは何か」が書いてない。

当時とはポリシーに変化があったのかもしれないが、少なくとも現在のところ、出版社は自社を以下のように称している。

心理学を中心に教育・福祉・保育の専門図書出版。時代の流れにいたずらに振り回されず, また時代を無視することもなく,意味のある書籍の出版を通して社会に関わる出版社。

意味のある書籍の出版を通して社会に関わる出版社の姿勢として、「ちびくろさんぼ」を真に差別であると判断し、内容のみを評価したのであれば、別のカタチで世に問うこともできたはずだ。
「チビクロさんぽ」などというふざけたタイトルで、キャラをイヌに置き換えるなどといった姑息な改竄をしたモノが、「社会に関わる」ために「意味がある書籍」とは思えない。
むしろ「チビクロさんぽ」に先に触れてしまった子供たちが、「ちびくろさんぼ」の存在を知り、改竄の背景を理解した時に、差別というものが言葉あそびで回避しうるもの、と認識してしまう可能性を考えれば、無意味を通り越して害毒となりうるのでは無いだろうか。

言葉あそびで「社会に関わる」ような出版社が、「心理学・教育・福祉・保育」関係書籍を刊行しているとは、背筋が寒くなる。
少なくとも、俺の子には本物を手に取らせてやり、大事なことを教えてやらねばならない。

投稿者 Kobito : 2005年05月22日 20:46

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