JR西日本が例のマンションを買い上げるそうだ。
asahi.com::JR西、マンション住民に購入価格での買い取り提示
「事故直前の時価という考え方もあるが、大変な苦労をおかけしている」とし、購入価格での買い取り方針を明らかにした。ということだが、それとは別に、
JRはこのほか、事故による心身の不調の治療費や、新たな住まいが見つかるまでの仮住まいにかかる費用、衝突で壊れた自動車などについても補償する意向を示した。ということで、さらに、
「世帯によっていろんな事情がある。それらの問題は個別に相談していただきたい」と答えた。との事なので、マンション住民たちは「マンションの事故直前の時価」と「事故で被った被害についての保証」に加え、「マンション分譲時以降の価値下落分」と「マンションを住居として使用してきた費用」をまるまる得ることになる。
私は、最後の「世帯ごとに個別の~」というのは住宅ローンの金利を対象にしていると解釈したし、過去の脱線事故で原告代理人を務めた弁護士が買い取り価格について
法的には中古価格になると思うが、世論の風当たりもあってJR西日本が譲歩したのだろう。マンションの損害賠償額としては最大だと思う。と語っていることもあり、JR西の提示案は妥当なように思われる。
それでも
住民からは「買い取り価格の上乗せを考えていないのか」などの声が出た。ということなのだが、この「住民」というのは...やはりあの男なのだろうな。
先の弁護士も
平穏な生活を侵害されたことへの慰謝料請求について、交渉の余地はあると思うと語っており、それについては異論は無い。
が、娘の誕生日祝いの支払いを(一部とはいえ)JR西に回す「常識」の持ち主が、慰謝料は慰謝料として、マンションの買い取りとは別に話をするだろうから、「慰謝料として」マンションの買い取り価格に上乗せを要求したのではないだろう。
とすると、マンションの買い取り価格の上乗せを要求する根拠と真意はどこにあるのだろうか。
マンションの分譲時の価格と事故直前の時価の差額がどの程度なのかは知らないが、地価は下げ幅が小さくなっただけで傾向として下げていたことには違いないし、それはJR西のせいではない。
無理な運行を強いてでも沿線住民の利便性を追求したJR西の努力をもってしても、あのマンションの立地条件では価値を下げることはあっても、維持することはできないだろうから、単に「欲張っている」と解釈するのが正解なのだろう。
平穏な生活を侵されたことには同情もするが、(一部の)住民の、多数の死者を出した事故に乗じて利を得ようとするあさましさ、性根の醜さが鼻につく。
それは同情を打ち消すことはあっても、決して強めることには繋がらず、このままではいずれ世論の風向きも変わりかねない。
先の弁護士も述べたとおり、JR西に対する「世論の風当たり」があってこその賠償案なのだ、ということに気付いていれば違った言動になるだろうに....
バランス感覚の無い男を前面に出してしまったせいで、いずれ巻き添えをくらう善良な住民には同情を禁じえない。
もっとも、善良な住民がいれば、の話なのだが。
投稿者 Kobito : 2005年06月05日 23:20




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